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モデムやルーターを収納するWi-FiステーションをDIYしてみた

我が家のWi-Fiルーターは、家の一番端にあるキッチンに設置していたのですが、仕事部屋での電波が悪かったので、在宅ワーカーとしてはストレスでした。

そこで、家の中心に近い仕事部屋に、光回線(光コンセント)モデムWi-Fiルーターなど一式を収納できる棚を作成することにしました。

前提条件

猫を飼っているので、これら一式が触れないように、天井に近い場所に棚を設置していきます。

本来であれば、Wi-Fiルーターの設置場所は

  • 家の中心
  • 天井や壁などの遮蔽物からなるべく離す
  • 特に、土壁、コンクリート、鉄板などに遮蔽されないよう注意

なのかなと思います。

作戦

以下のようなイメージで施工していきます。

準備するもの

LANケーブル関連

LANケーブル(CAT6A対応) 100m

Amazonでこちらを購入(型番:LD-GPAL/WH100RS)

別件でも使用する予定だったので、長めのものを選びました。
コネクタがついていないタイプなので、別途、コネクタと保護カバーを用意して、LANケーブルを自作することになります。
好きな長さのLANケーブルを作りたい時に、やり方を覚えておくと便利です。

RJ45コネクタ(CAT6A対応)

Amazonでこちらを購入(型番:LD-6RJ45T10)

LANテスター

Amazonでこちらを購入(‎型番:500-LANTST1)

LANケーブルの導通・断線・結線ミスやグランドの有無を確認することができます。
LANケーブルを自作する場合は必須の機器です。

圧着工具

Amazonでこちらを購入(‎型番:B087X74M4Z)

LANケーブルを自作する場合は必須の工具です。

コネクタ保護カバー

Amazonでこちらを購入(型番:LD-ABLG6)

コネクタの爪の部分を保護する部品です。後付けできるタイプにしました。

その他電材

  • 3連コンセントボックス
  • トリプルコンセント
  • テレホンガイド
  • PF管(内径28mm)
  • モジュラジャック

など、必要に応じて準備します。

棚板

ホームセンターで売っていた厚さ18mmの集成材を購入しました。

20mm x 36mm 杉胴縁

猫が大ジャンプしても入れないよう、柵を作るための木材なので、なんでもOKです。

手順

1. LANケーブルを自作する

LANケーブルの結線には、A結線とB結線がありますが、B結線で統一しました。
日本ではB結線がメジャーのようです。

やり方はYouTubeにたくさん載っているので見てみてください。

また、自作後は必ずLANテスターで確認しましょう。

2. 天井裏に配線を通す

まず、通線用に、天井に穴を開けておきます。

そこに通線用のPF管(内径28mm)を

  • 光ファイバー用
  • リビングのテレビのLAN用
  • 仕事部屋PCのLAN用

の計3本通し、自作したLANケーブルを通しました。

「光ファイバー用」は、次の工程で、業者さんが光ファイバーを通しやすくするためです。

PF管には後々通線しやすいように、ビニール紐を数本通しておくと良いです。ビニール紐の通し方は、掃除機を使うやり方がYouTubeによく載っています。

スイッチングハブについて

屋根裏にスイッチングハブを設置して、1本のLANケーブルから枝分かれさせる方法もあります。
そうすれば、屋根裏に通すLANケーブルは1本で良いので楽ですね。

しかし、ウチの屋根裏は夏場アッチアチで、スイッチングハブの耐熱温度を超えそうなのでやめました。

3. 棚の作成

鴨居のフチに棚板をかけ、水平をとって仮止め。
コンセントボックスや配線のスペースを確保するためスペースが必要なので、棚板の上から45角材で下地を組みました。
棚板の裏面から下地とビス止めし、下地は天井下地や鴨居とビス止めすることで、ガッチリ固定。

下地に3連コンセントボックスを取り付け、PF管の先端を誘導。

ボードを貼って、漆喰仕上げにしました。

4. 各種コンセント施工

光コンセントの移設

この作業は資格が必要っぽかったので、業者にやってもらいました。

以前NTTの光回線を契約した時に、光ファイバーを家の中に引っ張ってきて、光コンセントをキッチン部屋に設置する工事をしてもらいました。
その際、業者さんに、将来的に光コンセントを移設する旨を伝えると、光ファイバーを数十メートル余分に残しておいてくれました。

そのおかげで、スムーズに光コンセントを移設することができました。

自分でやる場合には、光コネクタの先端が汚れないように、専用のカバー(光コネクタ保護キャップ)を使用することをおすすめします。
光ファイバーに汚れがつくと、ネット速度がめちゃ落ちて使い物にならなくなります。

コンセント

2.0mm-2c VVFでトリプルコンセントを設置しました。

※この作業は第2種電気工事士の資格が必要です。

5. 柵の作成

蝶番をつけて開閉可能にし、掛金をつけてロックをかけました。

完成

反省点

ルーターやモデムなどは、電源アダプタが大きいため、トリプルコンセントだと干渉しました。
ダブルコンセントにすることをおすすめします。

おまけ

ルーターからPCまで直接、LANケーブルで接続しても良かったのですが、かっこいいので……

PCのそばにLANコンセントを設置

ルーター → 天井裏 → 壁 → LANコンセント のように、LANケーブルを通線しておき、LANケーブルの末端とモジュラジャックを接続する形になります。

モジュラジャックはモノタロウでこちらを購入(型番:WZ7519W)
今回はPanasonicのCAT6A対応のものを選びました。

購入したモジュラジャックに付属していた説明書の通りにやればいけます。
必要な工具は、ケーブルをカットするペンチぐらいで、特別な工具は不要です。

施工後、必ずLANテスターで確認しましょう。