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ランバーコア(ブロックボード)で間仕切り引き戸をDIYしてみた

約14畳ある仕事部屋に、間仕切り引き戸を設置して、開閉可能な仕切りを作ることにしました。

部屋の中心には既存の差鴨居があり、かつて襖が入っていた溝が掘ってあるので、この溝に引き戸を差し込む作戦です。

引き戸には戸車を仕込み、床面のレール上を滑る形になります。

準備するもの

ランバーコア

これまで、引き戸を作る際は、30mm x 40mm 等の角材で骨組みを作り、4mmのベニヤで挟み込む形をとっていました。
しかし今回は、引き戸を4枚も作る必要があったので手間がかかります。

ということでランバーコアを採用しました。「ブロックボード」とも呼ばれます。
ブロック状につなぎ合わせたファルカタ材を芯にして、ラワンやシナ合板で挟み込んだものになります。

今回は両面ラワン仕上げ、30mm、サブロク板を4枚購入しました。
建材屋さんで1枚 6900円(税抜)でした。
ホームセンターでは、下の写真のように、18mm、24mmとかは見かけますが、30mm以上は見たことがないので注意です。

少し高価ですが、手間を考えたらランバーコアの方がええやん、と実感しています。

戸車

こちらの商品をモノタロウで購入しました。

戸車にはいくつか形状がありますが、一番無難なV型を選択しました。

レール

こちらの商品をモノタロウで購入しました。
こういった長物は個人事業主・法人への配送限定だったりするので、配送業社の営業所留めにして受け取りに行く形にすると購入できます。

床に溝を掘ってレールを埋め込むタイプもありますが、溝を掘るのが面倒だったので、床に直付けできるタイプのレールを採用しました。
多少の段差は許容します。

手順

1. 寸法を決める

寸法は以下のようになりました。

鴨居の溝に対して引き戸が、左右に2mmづつ、上に4mm、空くような寸法にしました。
また、戸車の高さとレールの厚みも考慮し、下に9mm 空くようにしています。

鴨居から床までの長さを測れば、作るべき引き戸の長さがわかります。

2. 全体の長さにカット

3. 溝を掘る

丸ノコで、深さ12mmの切り込みをいくつか入れて

ポキポキしたあとサンダーをかければ

完了です

4. 戸車をつける

ドリルでいくつか穴を開けて

ノミなどで調整すれば戸車がハマるのでビス固定(めんどいので皿取りはせず)

5. レールを設置

鴨居の溝の真下にレールがくるよう、墨出ししてからレールを床に取り付けます。

6. 引き戸をはめてみる

今回は1発でビタビタに決まり、続いて、同じ寸法で引き戸を増産します。
すべての引き戸を同じ寸法で作ってからはめてみる→合わない、が一番つらいので、寸法合わせ用で1枚だけ先に作ることをおすすめします。

完成

引き戸に取っ手ぐらい付けないとなぁ、色ぐらい塗らないとなぁ、と思いつつ…
無事に、間仕切り引き戸が出来上がりました。

ランバーコアはカットもしやすく、楽なのでおすすめです。