完成形



施工前
壁付けだったので、憧れの「カウンターキッチン」のような形を目指し、フルリノベーションしていきます。

施工現場の現状確認
まず最初に現状を確認して、それから計画を練っていきます。
上水
既存の水とお湯は壁出しでした。
- 給水管(VP管):キッチンの屋外に立ち上がっており、そこから外壁を通して水栓に接続されていました
- 給湯管(ポリブデン管)は、屋外の給湯器から伸びていて、給水管同様に外壁を通して水栓に接続されていました
給水管の立ち上がり位置は変えられないので、壁出しの位置を低く変更し、床下に配管を通すことにしました。
また、給水のVP管はアダプターを使って変換し、架橋ポリエチレン管での施工に統一します。
下水
既存の排水管(VU管)が、基礎から立ち上がっていました。
もちろん、カウンターキッチンにするので床からの立ち上げ位置が変わります。
だいたいの位置を決めて測ってみると、ギリギリ1/100勾配が取れそうだったので、そのまま使用することにしました。
電気
単独回路は
- IH用 200V 30A(2.6mm-2c + アース線)
- 食洗機用 200V 20A(2.0mm-3c)
- 電子レンジ用(2.0mm-3c)
- 冷蔵庫用(2.0mm-3c)
- エアコン用(2.0mm-3c)
- レンジフード用(2.0mm-3c)
が必要になります。
分電盤の回路が、IH用と食洗機用の2回路分足りなかったので、分電盤を増設して対応します。

IHは、より火力の高い30Aのものを採用したかったので、30A用のブレーカーを設置する必要があります。
キッチンのダクト
消防法により、レンジフードから調理機器まで800mm〜1000mm離さなければなりません。
よって
- キッチンの高さ
- レンジフードの寸法
- 天井の高さ
を決めておく必要があります。
キッチンとレンジフードは後々決めるので、この段階では、天井の高さが十分に確保できているか確認しました。
既存の天井はかなり低く、レンジフードを設置する部分の天井高は2400mm欲しかったので、天井ごとやりかえることにしました。
IKEAのキッチンプランニング

事前の確認はこんなもんで、ここからは、キッチンプランニングサービスを利用して、具体的な計画を練っていきます。
①IKEAキッチンプランナーでイメージを具現化する
IKEAキッチンプランナーという、Web上の3D空間に施工現場を再現し、それに合わせたキッチンを配置しながらプランニングできるツールを使います。
IKEA店舗(またはオンライン)で相談する際に話がスムーズになるので、これは必ずやった方が良いです。

部屋の間取りや寸法を入力し、キッチンや家具を配置すれば完成。
この時点でのキッチンや設備は仮で、大体のイメージができればOK。
②IKEA店舗で直接相談する(事前にWeb予約)
①で作ったキッチンプランニングを、専門のスタッフさんが編集しながら、一緒に細かい部分を詰めていきます。
正直、実物を見ながらでないと話にならないので、オンライン相談ではなく店舗で直接相談した方が良いです。

最後に概算見積を出してくれます。
③自分で手配する設備を決定する
相談の中でアドバイスいただき、IHと水栓は、IKEA製品ではなく別途自分で手配することにしました。
④IKEAオンライン相談
2回目の相談はオンラインで行いました。
ここでは、注文内容の確認と、自分で手配した設備が適合するかどうか、などを確認しました。
IHと水栓の型番を伝えると、その場で調べてくれたので安心しました。
また、細かい施工方法やコツも説明してくれ、技術的な質問にも対応してもらえました。
この時点で細かい施工方法が頭に入っていないと、話が進まないので注意です。
⑤キッチンの発注
後日、最終的な見積書をメールでもらえるので、内容を確認し、発注をかけました。
⑥自宅に届く

こんな感じでパーツごとに届きました。とてつもないダンボール量でした。
事前に、資材を置くスペースや段取りを考えておかないと詰みます。
ちなみにIKEAの配送サービスは、施工場所にしか運んでくれません。キッチンから別の場所へ運搬するなら自分でやってね、ということです。
キッチン選びのポイント(重要)
1. キッチンの高さ
IKEAのキッチンは、高さ87cmと92cmの2パターンから選べます。実物を見た上で87cmを採用しました。
ちなみにIKEAのキッチンは、DIYで好みの高さに変更できます。
キッチンの足にパッキンをかまして調整し、蹴込み板を自作する事例をよくネットで見かけます。
ちなみに蹴込み板というのは以下の部分。

2. 自分で調達する設備は何か
IKEAのキッチンがDIY向けと言われるのは、ネットで買った設備と組み合わせやすいことが大きな理由です。
今回、IHと水栓はネットで買って正解でした。
IHクッキングヒーター
IKEAで売られているのは日立の製品でしたが、ネットで買った方が圧倒的にコスパが良いです。
- 3口タイプ(2口のIHヒーター + 1口のラジエントヒーター)
- 30Aの高火力
- グリル付き
のスペックで候補を絞り、PanasonicのKZ-L32AKを選びました。
水栓
IKEAの水栓は種類が少なく、良いのが無かった… かすりもしなかった…
- 内蔵型の浄水器付き
- シャワーホース付き
のスペックで候補を絞り、TOTOのTKS05308JAを選びました。
3. 食洗機を導入するか
結果的に、食洗機を導入してQOL爆上がりしたのでオススメです。カレーの鍋も予洗いせずにキレイになり感動しました。
今回採用したIKEAの食洗機「ガルメソース」は、Electroluxというメーカーのもの(型番:EEZ67301L)でした。

特徴としては
- 価格は219,900円(税込)
- 余熱乾燥方式という少し変わった乾燥方法
- 食洗機用リンスを使う
- 給湯は不要で、給水だけでOK
- 排水管はHT管ではなくVP管でもOK
- 13人分の食器に対応する大容量
という感じ。
欠点を挙げるとしたら、食器が乾きやすくなる食洗機用リンスを使わないと乾きが悪いぐらいです。

このリンス剤は、1本1000円ぐらい、使用感として2ヶ月ぐらい持ちそう。
4. 海外仕様の排水口を受け入れられるか
IKEAのシンクのほとんどが、このような海外仕様の排水口です。


ふたを外すと、

小さいゴミ受けがあり、これも外すと、

歯ブラシの先端がギリ入るぐらいで、掃除が大変そう。
水切りネットも付けられません。
この仕様を許容できるのであれば、IKEAのシンクの選択肢は多いです…
私は許容できなかったので、
- ティショーン(IKEA品番:104.387.84)→シンク
- オーカルプ(IKEA品番:405.514.86)→ワークトップ
が一体になっているものをチョイスしました。
こちらは日本仕様っぽい排水口で、ミヤコというメーカーの排水トラップ(型番:M14KIT)が使われていました。

シンクとワークトップが一体型なので掃除しやすいし、ステンレスがかっこいいので満足しています。
5. 引き出しの数を減らしてコストカット
IKEAのキャビネットはカスタマイズ性が高く、1段目は引き出し・2段目は扉、のようにできます。
どこを引き出しにするか、扉にするか、をスタッフさんと相談する中で、引き出しの値段がやけに高いことがわかりました。
サイズにもよりますが、倍ぐらい金額が違います。
コンロ下など、よく使いそうな部分だけ引き出しにし、あとは扉にすることで、大幅にコストを削減できました。
キッチン・設備にかかった費用
材料費を除いた、キッチンと設備にかかった金額をまとめます。
- IKEAキャビネット/ワークトップ/シンク:296,899円
- IKEA食洗機:219,900円
- IKEAレンジフード:24,900円
- PanasonicのIH:45,800円
- TOTOの水洗:18,159円
合計
605,658円でした!
これに材料費が加わるので、最終的には100万は行くと思います…
最終的にかかった金額は次回発表します。
次回へ続く
以上、準備編でした。
次回から施工編に入っていきます。