我が家の縁側には、8枚の掃き出し窓があり、猫が日向ぼっこする絶景を拝むことができます。
掃き出し窓には一部網戸がついており、換気のために開けることができるのですが、猫が網戸を破って脱走しないか不安になります。
ということで、脱走防止柵をDIYすることにしました。
完成形
片側の窓が開けられるようなタイプです。
準備したもの
20mm x 36mm x 2m 杉胴縁
10束になっているものをホームセンターで購入しました。
今回は同じものを4枚ほど作る必要があったため、クオリティや強度よりもコストを重視し、杉材を選択しました。
75mm, 35mm スリムビス
普通のビス(コーススレッドなど)を使った場合、20mmのような細めの木材だと割れやすいので、スリムビスをおすすめします。
L字金具
掃き出し窓の窓枠に、柵を固定するための金具です。
1つの柵に対して、4つのL字金具を使用しました。
猫が通れる隙間はどのくらいか
ネットで調べると、成猫だと「5cm以下の隙間は通れない」という情報が多かったので、これを基準にすることに。
柵の隙間が5cm以下になるように寸法をとっていきます。
手順
1.寸法を決める
設置する窓枠の寸法を測り、上に8mmほど空くように、柵の全長を決めました。
この8mmの隙間はもっと大きくても良いと思います。
最終的に柵をL字金具で固定するので、そこまで精度は必要ありません。
2.大枠を組む
まずは、以下のように大枠を組んでいきます。
3.柵を組む
前述の通り、柵の隙間が5cm以下になるよう、ビス留めしていきます。
とはいえ、この枠の間に何本の木材を入れれば、いい感じの隙間になるのか計算が面倒です。
ということで、プログラミングで計算ツールを自作しました。
- 全体の幅 = 枠の間の寸法(mm)
- 木材の幅 = 間に入れる木材自体の幅(mm)
- 本数 = 間に入れる木材の本数
を入力すると、柵の隙間が算出されます。
これが5cm以下になるよう、木材の本数を調整します。
計算ツールはこちらから
今回は、32.7mmの間隔で10本入れていきます。
その際、32mmの幅に切った木材を、治具として使用しました。
4.補強する
横に2本入れて補強します。
木材が交差する部分全てに、裏から35mmスリムビスで固定しました。
5.窓枠に固定
写真のように四隅を、L字金具で固定しました。
完成
窓を開けた時の猫の視点はこんな感じ。
柵がついていない側の窓が開いたら脱走するのでは?
掃き出し窓は、猫にとって重くて開けられないはずですが、人間の誤操作もあり得るので、防犯用の簡易ロックを取り付けるといいかもしれません。
ということで、家の中のすべての掃き出し窓に、この柵を設置していきます…
何枚作ればいいのやら…